独立行政法人国立青少年教育振興機構 国立立山青少年自然の家

立少で体験しよう!

体験プログラム

雪の造形活動〜 雪をつかって思い思いの表現を楽しむ 〜

適期
1月~3月
所要時間
半日
対象
幼児~
主なねらい
◎自然とのふれ合いを深める
◎協力性を高める

1.準備するもの

  • 団体・個人で用意するもの
    長靴、帽子、手袋、スキーウエア

  • 自然の家の貸出用具
    スコップ100丁(場所:上のリフト監視小屋1階)、雪のブロック切り用ノコギリ25本、雪工作用ヘラ・コテ100本、霧吹き、バケツ

2.活動場所

  • 50人以上…立山広場、第2炊飯棟周辺、来拝キャンプファイアー場、来拝キャンプ場、等
  • 50人未満…立山広場、第2炊飯棟周辺、みはらし広場、かっこう広場周辺(林道を除く)、林道1番付近等

<1>雪像作り

  • 初めに雪を積み上げて、おおよその形を作ります。
    *雪だるまを作って積み上げると、早く大きなかたまりができます。
  • のこぎりを使って雪のブロックを積み上げる方法もあります。
  • スコップでたたいたりして、堅く固めます。
  • 作る形に合わせて雪を削っていけば、雪像ができます。

活動の発展

  • 事前に設計図を作ってきて作ったり、絵の具を水に溶かして霧吹きで色を付けたりすることもできます。
  • グループでの相談時間や製作時間を短い時間に限定して行っても楽しいものができます。

<2>かんたん雪だるまづくり

  • 団体・個人で用意するもの
    長靴、帽子、手袋(軍手か毛糸の手袋)、スキーウエア
  • 自然の家の貸出用具
    スコップ100丁(場所:上のリフト監視小屋1階)、雪のブロック切り用ノコギリ25本、雪工作用ヘラ・コテ各100本、大型ばけつ(60L)、霧吹き、バケツ

作り方

  • 初めに大型バケツにスコップで雪を入れます。途中何回か足で踏みます。
  • 上まで雪がしっかり入ったら、逆さに倒します。
  • もう1回同じように雪を詰めます。詰まったバケツをみんなでもって、先においた雪の上に2段に重なるように置きます。
  • 2段重なったら、コテやヘラで丸く削りだしていきます。
  • 最後に、ペイントや炭で顔を描いたらできあがり。

*製作時間30分程度です。
*テーマを持って、デコレーションの材料を各班で決めて行う「雪だるまコンテスト」も発展活動として楽しい活動です。


コテとヘラがあれば、簡単に楽しくできます。

<3>かまくら(雪を積み上げた雪洞)

  • 雪を積み上げます。途中足で踏み固めながら、積み上げます。最後に表面をスコップで はたいたりしながら固めます。
  • 風下側に入口を決めて掘ります。大きさは、背を丸めて入れる大きさです。しばらく掘ったら、中心はやや高くするために天井を削ります。(このとき、積み上げた大きさと比べて掘りすぎないように注意しましょう。)

注意!!

  • 掘りすぎたり、柔らかい雪だったりすると、壁が崩れることがあります。
  • 大変危険ですから、指導者は必ず見回ってください。

活動の工夫

  • 掘るときに、何カ所からか同時に掘ると、できるだけたくさんの人が経験できます。
  • 掘ってから、風下でない堀口をふさげば問題ありません。


雪の造形活動:匠の技その1 -雪のブロック作り-

(1)雪のブロックを切り出す。ノコギリで雪面に長方形のブロックを切り込んでいく。
*ノコギリは、雪活動専用のスノーソウと呼ばれる物があるが、湿雪の場所では、手ノコで十分である。

(2)角スコップで1ブロックずつほりあげ、積んでいく。横や下のブロックと密着させるために、切り出したブロックの面を手ノコで整形する作業が必要となってくる。

(3)ブロックを積むときの原則は、レンガ積みのように、下の段と交互になるように組んでいくことがこつである。

雪のブロックを使った造形の例

  • 簡単なテーブル

  • テーブルと雪の壁

  • イグルー(雪の家)
いろいろな雪の造形の例

  • 雪玉に彩色をして積むシャンデリア

  • 林の中にナイロンテープを張り、それに雪玉を固めて彩色を施して作る、雪の空間アート

  • かまくらの外に雪灯籠をいくつも並べて幻想的な演出

  • かまくらの中のテーブルも彩色

  • ロシアの雪だるまは3段 大型バケツと小バケツで作成も簡単

  • 3段の雪だるまが世界標準って知っていましたか

  • 雪のまゆ玉

  • 雪玉で作るシャンデリア

  • キャラクターの雪像も子供たちが喜びます

  • バケツとペットボトルで作る灯籠

  • バケツとブロックで作る灯籠

  • キャンドルロード(キャンプファイヤ場へ)

<4>イグルーを作ろう

ねらい:イグルー作りから協力を学び、イグルー泊から何かを感じ、発見する
場所:広い場所、杉林等の針葉樹林は落雪があるためさける。

準備物:
○スコップ○手ノコ各班に最低2本、3本あると作業が早い。

人数:1つのイグルーに4~6人くらい宿泊可能
時間:半日(大人で2時間から3時間)

  • 大きさに合わせて円を描き、よく踏み固めます。(直径3.5m強ほどで5~6人宿泊可能)
  • 日中での食事や休憩場所など、イグルーの作製体験の場合(寝ない場合、2.5mぐらいが早くできる。)
  • ブロックを切り出す場所をみんなで踏み固め、スノーソウでブロックを切り出し、協力して運びます。あまり大きなブロックを切り出すと運ぶのに大変です。

  • 写真A

  • 写真B

  • 写真C
  • 円を描いた場所に隙間をあけないようにして積み上げていきます。雪のブロックは、台形状に整形し、隣とのブロックが密着するように合わせていきます。2段目からは、下段のブロックとブロックの間においていきます。
  • 3段目位から少し内側に傾くように積み上げていきます。その時、スノーソウで下段のブロックの上部を内側に傾斜をつけるように削り取っていくのがじょうずに積み上げるコツです。また、下の段より10cmぐらい前にせり出して積むことが上部がふさがるコツです。(写真D)
  • イグルーの内側に2人入り、ブロックをスノーソウで上下左右の面を整形しながら、外側からも協力し、慎重に最後まで積み上げていきます。
  • 最後にフタをしてブロックの隙間を雪で埋めていきます。(本来は、最後のブロックをくさびで埋め込むのが正式です。)
  • 外側から出入口をスノーソウで切りとりブロックで前室をつくり完成です。
  • 写真D
  • 上部の様子
  • 出口を開ける
  • 内部の様子

○留意点
宿泊する場合は、出入口はなるべく小さく作ります。イグルー泊をする場合は、ブロックや布、ソリなどでフタをします。日中、気温が高く融け方が激しい時、雨天や気温の高い夜には宿泊は避けましょう。また、使い終わったら危険防止のため必ず崩しておきましょう。

ブロックを簡単に作る方法

(1)買い物かごで
自然の家の買い物かごを使って、スコップで雪をつめ、積み重ねていきます。
中で作業する人が、そのブロックを密着するように並べていきます。
バケツに水を入れてやや融けた雪を作り、それで、隙間を埋めていきます。

(2)農業用コンテナで
ブロックが大きいですが、中学生以上なら大丈夫です。

J小学校のイグルー作り

  • 完成した後、イグルー内の床面を掘り下げ、雪を外に出すと広くなり、居住性がよくなります。