森のレストラン(森や山での体験活動の具体例として)〜 森でごちそうを作ろう 〜
- 適期
- 通年
- 所要時間
- 40分程度
- 対象
- 幼児~
- 主なねらい
- ◎子どもたちの想像力や感性を引き出す。
○自然と触れ合う楽しさを味わう。
1.活動の概要
子どもたちは森のレストランのシェフです。森の中には、木の実や落ち葉、きのこなど 様々な色や形のものがあります。森の中の素材を使って、子どもたちの感性で、想像力を膨らませ、お皿に中にレストランのメニューを作っていく活動です。
2.準備物
- 団体の準備物
発砲スチロール皿(2種類、各100枚)、メニューの名前を書けるもの(ダンボール片や厚紙、A4紙)、セロテープ
3.対象・人数
- 年少~だれでも
- 何人でも。人数が多い場合は、ペア、あるいはグループ活動としてもできます。
*低年齢の場合は、できるだけ、個々の活動の方が良いでしょう。
4.場所
森や林、木々や植物のある広場
5.時間
40分程度
6.活動の展開
- 「森のレストランがオープンします。」「みんなはレストランのシェフです。」森の中の素材を料理に見立て、お皿に中にメニューを作っていくことを伝えます。
- 「ざいりょうをさがしにでかけましょう。」森の中の探す範囲を伝えます。集める材料は、落ちているもので、生えている葉っぱなどがどうしても欲しい場合は、必要最小限にするなどの注意事項を伝えましょう。
- 「さあ、もりつけです。」集めた材料を盛り付けをします。盛り付けが終わった人から、メニューの名前を考えプレートに記入します。
- 「レストランのメニューをみんなでみよう。」メニューを広場やテーブルに上にならべ、みんなでお披露目をします。
- 「メニューのおすすめポイントをおしえて」シェフとお客さんになりきりながら、おすすめポイントを紹介したり、一人一人発表しても良いでしょう。
- 「おきゃくさんにたべてもらいましょう。」お料理を食べて、おいしかったところやいいところをシェフに教えてあげます。
7.ふりかえりの視点
低年齢の子どもたちは、何かになりきる活動が大好きです。本当のレストランのような場面を設定し、シェフが料理を運んできて、おすすめポイントをお客様に紹介するのもよいでしょう。お客さんが食べて、感想をシェフに伝えるなど、ふりかえり・分かち合い自体を活動にしてしまう工夫ができます。
8.留意点等
- 落ちているものを中心に材料集めをすることを伝えましょう。
- 採取が必要な場合は、その採取の仕方、生き物などの役割を話し、最小限にすることを伝えましょう。
- ウルシ等危険な植物がある場合は、森の中を歩く前に、実物を見せ、そのものには触らないよう呼びかけましょう。
9.活動の発展、応用等
- 低年齢の場合は、できるだけ、個々の活動としてできることが大切ですが、年齢にあわせて、ペアあるいはグループでメニュー作りをする活動にもできます。その場合は、友達との協力や仲間作りなどをねらいに加えられるでしょう。
- 葉っぱそのものを器にしてもいいでしょう。子どもたちの発想です。その場合、レストランのお客さんを動物たちに設定し、森の中にメニューを置いてくることもできます。本当にレストランにお客さんがやってくるかも・・・・・・。