《野外炊事》うどん作り〜 麺の達人、自分の力で作り出す喜びを 〜
- 適期
- 通年(炊事棟は5月~10月、11月~4月はエコスクール館)
- 所要時間
- 3~4時間
- 対象
- 小・高学年~
- 主なねらい
- ◎生活体験を深める
◎自分の力で作り出す喜びを味わう
◎仲間と協力することの大切さを実感する
1.準備するもの
※ 炊事そのものの準備・炊事のしかた・後片づけ等は、野外炊事(野外炊事棟)を参照してください
うどん作りについて
- 団体で準備する物:さいばし(グループに1)
- 班で準備するもの:大きめのビニール袋2~4枚(破れにくいもの)
- 個人で準備するもの:ふきん、タオル
- 自然の家の貸出用具:野外炊事用具一式・うどん打ち用具一式
- 食材料:所定の材料(その他、必要なものは食堂と打ち合わせてください。)
2.作り方の要領
(1)生地を作る
- 打ち粉用に50g程度分けておいておく。
- 一つのボールの中に、小麦粉(中力粉)に 45~50%程度の水(小麦粉1Kgに対して水450~500cc程度)を入れて、よくこねる。
<留意点>
○水は少しずつ入れる。(いきなり大量に入れないこと)
○水の量は、こねているときに手にねばねばとつかない程度がよい。また、耳たぶ程度の堅さになるように、水を調整する。
※出来上がりの善し悪しは、ここにかかっている。よーっくこねること。
※(800回~1,000回は、こねよう!)
- よくこねて、粉っぽさがなくなったら、ビニール袋に入れる。
- ビニール袋の上から拳で体重をかけながらもみこむように延ばしていく。力がない場合は、ビニールの上に立って足で踏みながら延ばす。
<留意点>
○延ばした厚さが1cm以下ぐらいになるまで延ばす。
○足でこねるときは、ビニールが破れない程度に足踏みをするようにかかとに力を入れる。
○この状態でねかせたほうがコシがでる。(1時間程度)
(2)麺を切る
- 麺打ち用まな板をふきんでよくふき、うち粉(または、残しておいた小麦粉)を少しずつふりまいておく。
- ねかせておいた生地をビニール袋から出し、まな板の上にのせる。
- 生地がまな板に付かないように、少し多めにうち粉(小麦粉)をふりまく。
- 麺延ばし棒で薄く延ばしていく。(3~5mmを目標に!)
<留意点>
○厚さが均一になるように、生地の真ん中から周辺に向かって徐々に延ばしていく。
※麺延ばし棒に生地を巻き付けて、押しながら延ばし広げていく(これを繰り返す)という方法も有ります。
○切れてしまった部分はとる。(後でまとめてやり直す)
- 切ったら、麺がバラバラになるように軽くほぐす。(無理に伸ばすと切れてしまうから注意する。)
- これで麺は出来上がり!
(3)麺をゆでる
- ずんどう鍋に7分目程度の量の水を入れ、よく沸騰させた後、バラバラと麺を入れる。(火力は落とさない。)
- 沸騰したら、うち水を加える。
- 10分~15分位ゆでる。
- ザルにとり、ボールの水で冷やし、手でよくもんで、ぬめりを取る。
3.活動の工夫
- その他、うどん作りを活動プログラムとして計画される時は必ず食堂と打ち合わせてください。
- うどんの生地を作る時に、「塩」を混ぜて作ることもできます。[希望制]
「塩」を混ぜると、麺のこしは強くなりますが、延ばしにくくなります。
その際の「塩」の分量(小麦粉100gに対して4~5g)